【映画レビュー】「惑星ソラリス」はツッコミどころ満載で難解な「哲学的恋愛SF作品」だった

2月 15, 2020

今回の作品は「いやいや、それはあかんやろ(笑)」とツッコミどころ満載なうえに、ストーリーを理解しながら追うのが難しい作品です。

1972年に旧ソ連でアンドレイ・タルコフスキー監督によって製作され、原作はポーランドのSF作家スタニスワフ・レムの「ソラリスの陽のもとに」(邦題)です。

ストーリーは僕が説明するよりこちらでしっかり説明してくれてるので、事前に知りたい方は参考にどうぞ(難解すぎて丸投げです笑)

>>ウィキペディア「惑星ソラリス」


とにかく難解です、、、

そして細かいことは気にするな、、と言わんばかりのシーンの数々。

死体なのに普通に息してるのわかるし、主人公がロケット発射のすぐ近くにいても軽症、、

設定はソ連のはずですが、高速道路を走るシーンは日本の首都高で撮影された映像で、日本語の看板や標識なんかが普通に映ってます(笑)

約50年前の作品とはいえ誰も突っ込まなかったんでしょうか(^^;)


そんなこんなでツッコミどころ満載なんですが、展開が独特なので徐々に引き込まれるんです。

ワンシーンのカットが長く、カメラワークも独特で何とも言えない世界観です。


ソラリスという惑星自体が謎の力で人間の意識の強い部分を実体化させるのですが、主人公は亡くなった妻が突然目の前に現れ苦悩し、その妻本人も自分は何者なのかわからない、、、

そんなそれぞれの苦悩や愛がなんとも言えない雰囲気で描かれています。

そしてどう解釈するべきなのか悩むラスト、、、


自分はいつも深読みしすぎて迷走するので、もう考えるのをやめてそのままスティーブン・ソダーバーグ監督、ジョージ・クルーニー主演のリメイク版「ソラリス」を観ることに、、、

そして、わかりやすい、もはやソラリスの説明書(笑)

コアな映画ファンには酷評されていますが、それは本家と比較するからであって、しっかり本質を踏まえながらわかりやすく描かれています。

こちらから視聴できます

【U-NEXT】ソラリス


こんな「惑星ソラリス」のような難しい作品は賛否がわかれる作品だとは思います。

一度で理解できなければ理解できるまで何度も観る、自分に合わなければもう観ることはないかもしれません。

でもたとえ気に入らなくても、すべてを否定してしまうことはしたくないですね、、、

またチャレンジしたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

こちらから視聴できます

【U-NEXT】惑星ソラリス

※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください