【映画レビュー】神々の戦いで人間がすべきことはただひとつ「祈るだけ…」
今回ご紹介するのはギリシャ神話を題材にした「タイタンの戦い」「タイタンの逆襲」「インモータルズ 神々の戦い」の3作品で、誰もが聞いたことあるような神々、伝説の武器や怪物などが多数登場します。
これらの作品に共通しているのは、神々の戦いに人間はなすすべがない、、、
人知を超えたものに対して人間が最後にやれることは祈るだけなのかもしれません。
キャストも有名俳優が起用されていて、自信をもっておすすめできる見ごたえのある作品となっています。
タイタンの戦い
【ストーリー】
全能の神ゼウスが人間を造り、神々が君臨し人間の神への信仰が力となっていた世界。その神への信仰が薄れていき神の力も弱まり始めたころ、冥界の王ハデスにそそのかされたゼウスは人間に天罰を与えようとします。
人間界ではゼウスと人間の子である半神のペルセウスが漁師として生活していたのですが、ハデスに育ての親と家族を殺され神を憎むことに、、、
そしてその天罰とは海の魔獣クラーケンを解き放つことで、それを阻止するためにペルセウスが数々の試練を乗り越えるというお話です。
この作品なかなかのキャストで構成されています。
英雄ペルセウス:サム・ワーシントン
代表作「アバター」「ターミネーター4」
全能の神ゼウス:リーアム・ニーソン
代表作「シンドラーのリスト」「96時間」
冥界の王ハデス:レイフ・ファインズ
代表作「イングリッシュ・ペイシェント」「ハリー・ポッターと死の秘宝」
この3人だけでも豪華ですが、他にも個人的おすすめ女優ジェマ・アータートンなども重要なキャラで登場します。
あとこういう神話系の物語には欠かせない伝説の武器や神獣、怪物も登場します。
上の写真の聖剣もそうですが、誰もが乗ってみたいと思う羽の生えた馬「ペガサス」も有名ですね。
そしてペルセウスの神話でも特に有名な髪の毛がヘビで目が合えば石にされるという最強キャラ「メデューサ」も登場するのですが、見た目はちょっと可愛い感じです(笑)
伝説でももともとは美少女という言われているようですね。
それでもこのメデューサ、、、ペルセウス以外の仲間が全員やられるという最強キャラでした(^^;)
そして最後に海の怪物「クラーケン」です。クラーケンといえばダイオウイカのような巨大イカをイメージしますが、ここで出てくるクラーケンはまるでハリウッド版「ゴジラ」?
もともとギリシャ神話ではクラーケンは出てこないと思うので、海の怪物として脚色されたと思われます。
こんな感じで人間なんて無力だな、、、と思わせる内容ですが、半分人間でもあるペルセウスがボコボコにされながらも立ち向かっていく姿や、神話というファンタジー要素は観てて楽しい。
この映画は次にご紹介する「タイタンの逆襲」というさらに面白い続編があるので、まとめて観ることをおすすめします。
こちらで視聴できます
タイタンの逆襲
【ストーリー】
クラーケンとの闘いから10年後、息子と静かに暮らしていたペルセウス。神の力がさらに弱まり巨神タイタン族の王「クロノス」が復活すれば、人間は滅びてしまうとゼウスから聞かされます。
一度は戦いを拒否するものの、魔獣キメラの襲来により息子に危険が及び、冥界の王ハデスとペルセウスの兄弟でもある戦の神アレスがゼウスを裏切ったことで戦いを決意。
もうひとりの半神であるポセイドンの息子アゲノールや、女王アンドロメダたちと捕らわれたゼウスを救い、クロノスを倒すために旅立つ、、というお話です。
メインのキャストは前作同様、
英雄ペルセウス:サム・ワーシントン
全能の神ゼウス:リーアム・ニーソン
冥界の王ハデス:レイフ・ファインズ
他には映画「ゴーン・ガール」に出演のロザムンド・パイク(アンドロメダ)なども登場。
前作ではゼウス(リーアム・ニーソン)とハデス(レイフ・ファインズ)がそこまで登場しなかったのですが、今作では神の力を存分に発揮してくれています。
他にもポセイドンやペルセウスの宿敵となる軍神アレスなども登場。
今回も伝説の武器や魔獣、巨人など神話ならではのキャラたちが大暴れしてます。
さまざまな試練を乗り越えてゼウスを救出し、ペガサスに乗り伝説の武器を手にクロノスに立ち向かうペルセウス。
後半ゼウスとハデスとの兄弟関係に意外な展開もあり、最後まで楽しめる内容になっています。
神話好きの方はぜひ「タイタンの戦い」「タイタンの逆襲」合わせてご覧ください。
こちらで視聴できます
インモータルズ 神々の戦い
次にご紹介する作品は「インモータルズ 神々の戦い」です。
【ストーリー】
神々がタイタンを打ち倒して封印されてから時が流れ、人間界でも邪悪な王ハイペリオンが強大な力で人々を支配し始めます。そして手にすると強大な力と、タイタンの封印を解くことができる「エピロスの弓」を手に入れるため、ハイペリオンは強大な軍隊を進行させていく。
そのころ人間に姿を変えたゼウスの庇護(ひご)のもとに育ったテセウスは、ハイペリオンに母親を殺されてしまう。復讐を誓ったテセウスは弓を手に入れ仲間と共に戦いに向かおうとするが、弓を奪われタイタンの封印が解かれてしまう、、、
キャストは主役のテセウスにヘンリー・ガヴィルで、「マン・オブ・スティール」のクラーク・ケント役などを演じていた俳優です。そして暴君ハイペリオンにはみなさんご存じのミッキー・ロークが演じていて、そのほかにはスティーブン・ドーフも仲間として登場します。
ミッキー・ローク スティーブン・ドーフ
そして主役たち以上に個性的な神々、、
みんな美男美女でカッコ良すぎです(笑)
アテナ アレス
テセウスのために海神ポセイドンや軍神アレスが手助けしたり、タイタン族が復活したときの戦闘モードがやばい!
クライマックスはテセウスとハイペリオンの人間同士の泥臭い戦いと、神々の次元の違う戦いが交互に展開され、それぞれが人間のために壮絶な戦いを繰り広げます。
この作品では「タイタン」シリーズとはまた違った神々が描かれているのも面白い要素でもありますね。
こちらで視聴できます
いかがだったでしょうか。
こういう神話や宗教などは「信仰」という心理操作で人をまとめたり、従わせるために生まれたものだと思います。
時には恐怖を与え、または癒しを与えて信仰という名の支配力を強めていったのかもしれませんね。
神は時代や地域によって表現が多彩でおもしろいです。
とくにギリシャ神話はもともとエンターテイメント性が強いので昔から好きなのですが、今回ご紹介した3作品はそれをしっかり表現してくれています。
興味を持たれた方はぜひ視聴してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。