【映画レビュー】個人的おすすめ女優「シアーシャ・ローナン」表情だけで伝わってくる演技に引き込まれる…
今回ご紹介するのは1994年アメリカ生まれのアイルランド育ちの女優「シアーシャ・ローナン」です。
9歳からアイルランドのテレビ番組に出演、12歳でジョー・ライト監督の「つぐない」に出演し、アカデミー助演女優賞にノミネートされ注目を集めました。
そこからはいろんな作品でさまざまな賞にノミネートされたり、受賞したりと実力派女優の仲間入りを果たしています。
彼女の魅力のひとつとなっているのは綺麗な「青い目」で、それが表情に神秘的な要素を与えています。
そんな彼女の初期の作品を、彼女の成長と共に紹介していきたいと思います。
「つぐない」(2007年)
主演はキーラ・ナイトレイとジェームス・マカヴォイ、監督は「プライドと偏見」のジョー・ライトです。
ストーリーは上流階級の姉妹と使用人の息子との複雑な関係が悲劇を招くという作品で、姉(セシーリア)をキーラ・ナイトレイ、妹(ブライオニー)をシアーシャ・ローナンが演じています。
妹のブライオニーは使用人の息子ロビー(ジェームス・マカヴォイ)に恋心を抱いているけど相手にされない、、、
姉のセシーリアはロビーを相手にしていなかったけど、ロビーのセシーリア宛の「手紙」をきっかけに二人の仲は急速に深まります。
その「手紙」の内容、そして姉とロビーの情事を見てしまったブライオニーは、嫉妬や純真すぎる誤解からある事件の犯人はロビーだと嘘の証言をしてしまい、、、
最終的にセシーリアとロビーの過酷な運命と、ブライオニーの後悔に苦しみ続けた人生が描かれています。
シアーシャ・ローナンはブライオニーの少女時代を演じているので前半だけの登場ですが、12歳か13歳ぐらいの純真であるがゆえの悪意のない少女の姿が最後まで印象に残るんですよね。
彼女はこの作品でアカデミー助演女優賞やゴールデングローブ助演女優賞などにノミネートされました。
こちらで視聴できます
「ハンナ」(2011年)
次に紹介する作品は「ハンナ」というサスペンスアクションで、監督は「つぐない」と同じジョー・ライトと余程のお気に入りなのか2度目の起用ですね。
ストーリーは、ある組織の遺伝子操作の実験で生まれた少女が、幼いころから父親からさまざまな訓練を受け、母親を殺した相手に復讐を果たす、、、
この説明だとB級映画のようなイメージを持たれそうですが、エリック・バナやケイト・ブランシェットなど実力派俳優たちが脇を固めています。
この映画ではアクションシーンに目が行きがちですが、自分は何者なのか、友達すら作ることができない、そんな少女の苦悩を見事に演じています。
やはりこの映画でも彼女の青い目が、美しい少女が淡々と敵を殺していく冷酷さを引き立てています。
ちなみにこの作品はドラマ化もされていて、人気の高さを表していますね。
こちらで視聴できます
「ビザンチウム」(2012年)
次の作品はニール・ジョーダン監督の「インタビュー・ウィズ・バンパイア」以来20年ぶりのバンパイアストーリーです。
200年ほど生き続けているクララ(ジェマ・アータートン)とエレノア(シアーシャ・ローナン)の母娘はある組織に追われて逃げ続けています。
理由は母親のクララがヴァンパイアの掟を破ってエレノアを生み、さらにヴァンパイアにしてしまったことが原因です。
クララは売春婦などで生活費を稼ぎ、いろんな所を転々として生きてきたのですが、エレノアはそんな生活に疲れてしまいます。
そしてたどり着いた街でエレノアは難病の青年フランクに出会い惹かれあうのですが、自分の抱える秘密が原因で心を開けないエレノアは、自分の秘密を物語にしてフランクに渡します。
でもその物語をフランクが教師に渡してしまったことで事態がどんどん悪い方向へ進んでいき、、、
この作品にはよくあるヴァンパイア映画の派手な演出はなく、永遠に続く苦悩というような内面的なものが描かれていて、特に母親であるクララのエレノアに対する愛の深さと、エレノアが長い呪縛から解放されていく姿が印象的です。
この作品では「つぐない」のころに比べかなり大人の女性になって、さらに綺麗な女優さんになっているのがわかると思います。
こちらで視聴できます
いかがだったでしょうか。
まだまだご彼女の紹介したい作品はありますが、また次の機会にしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございます。
※本ページの情報は2020年2月時点のものです。 最新の配信状況は U-NEXT サイトにてご確認ください。
【1か月無料体験あり動画配信サービス】
>>U-NEXT